2021年 鑑賞俳句一覧

  


2021.12.11 編集

  

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藤田湘子の句集と発行日

   句集名      発行所   発行年月日
第一句集 『途?上』   近藤書店、 1955.09.25 s30
第二句集 『雲の領域』 金星堂、  1962.03.20 s37
第三句集 『白面』   牧羊社、  1969.10.25 s43
第四句集 『狩人』   永田書房、 1976.05.15 s51
第五句集 『春祭』   立風書房、 1982.09.01 s57
第六句集 『一個』   角川書店、 1984.10.20 s59
第七句集 『去來の花』 角川書店、 1986.06.20 s61
第八句集 『黑?』    角川書店、 1987.12.05 s62
第九句集 『前夜』   角川書店、 1993.12.13 h5
第十句集 『神楽』   朝日新聞社、1999.10.30 h11
第十一句集『てんてん』 角川書店、 2006.04.15 h18
『藤田湘子全句集』   角川書店、 2009.04.15 h21 

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(注: P は、『藤田湘子全句集』の掲載ページ)

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2021年(令和3年)

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1月

第54回 2021.01.06
大遊びせん七十の初御空          『神楽』1997 h9 P634

第55回 2021.01.13
初夢のわが身何千尺墜ちし       『神楽』1996 h8 P626

第56回 2021.01.20
空見るは忘我にあらず寒椿       『去来の花』1984 s59.01.27 P354

第57回 2021.01.27
きらきらと敗れし如く橇急ぐ      『白面』1967s42 p145

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2月

第58回 2021.02.03
水仙に雨のひらがな降る日かな     『前夜』1990 h2 P594

第59回 2021.02.10
薄氷に身のうちの瑠璃流れけり     『狩人』1972 s47 p173

第60回 2021.02.17
くちびるの咲いて白魚呑まれけり    『神楽』1996 h8 P627

第61回 2021.02.24
春一番虚子の生まれし日なりけり    『神楽』1997 h9 P635
高濱 虛子(1874年2月22日 – 1959年4月8日)

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3月

第62回 2021.03.03
雛の間にねむる蒲団を竝べけり     『一個』1983 s58 P251
雛の間にねむる蒲団を並べけり

第63回 2021.03.10
木蓮の声なら判る気もすなり      『てんてん』2005 h17 P719

第64回 2021.03.17
ユトリロへ眼の行くかぎり春うれひ   『去来の花』1984 s59.03.15 P369
ユトリロへ眼の行くかぎり春うれい

第65回 2021.03.24
孔雀まで吹かれて来たり春の暮     『狩人』1974 s49 P182

第66回 2021.03.31
美しきことのしづかに初蝶来      『一個』1983 s58.04.09 P263
美しきことのしずかに初蝶来

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4月

第67回 2021.04.07
蝶の翅たためば模様かさなりぬ     『神楽』1997 h9 P635

第68回 2021.04.14
春の鹿幻を見て立ちにけり       『神楽』1998 h10 P211

第69回 2021.04.21
種痘して鏡から出る夜のひかり     『白面』1969 s44 P161

第70回 2021.04.28
春惜む海景に馬佇たしめて       『去来の花』1984 s59.04.18 P379
春惜む海景に馬たたしめて

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5月

第71回 2021.05.05
一塊のででむし動くああさうか     『てんてん』2002 h14 P692
一塊のででむし動くああそうか

第72回 2021.05.12
雨合羽をんな遍路を繭となす      『前夜』1991 h3 P597
雨合羽おんな遍路を繭となす

第73回 2021.05.19
戀の句を書くべき扇買ひにけり     『一個』1983 s58.05.06 P269
恋の句を書くべき扇買いにけり

第74回 2021.05.26
天金の書なれば紙魚も棲みよからん   『一個』1983 s58 P272

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6月

第75回 2021.06.02
瑠璃蜥蜴さみしからずや息合はそ    『神楽』1996 h8 P629
瑠璃蜥蜴さみしからずや息合わそ

第76回 2021.06.09
六月やはだけし胸のおのれの香     『前夜』1991 h3 P597

第77回 2021.06.16
眞靑な中より實梅落ちにけり      『黑』1985 s60.06.19 P503
真青な中より実梅落ちにけり

第78回 2021.06.23
姉欲しとおもひし頃の吊しのぶ     『去來の花』1984 s59.06.25 P399
姉欲しとおもいし頃の吊しのぶ

第79回 2021.06.30
ひと揺れの地震(なゐ)に持ちたる蠅叩 『黑』1985 s60.06.08 P501
ひと揺れの地震(ない)に持ちたる蠅叩

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7月

第80回 2021.07.07
甲斐信濃夜涼の星座分ちあふ      『前夜』1990 h2 P589
甲斐信濃夜涼の星座分ちあう

第81回 2021.07.14
華嚴より那智へ行くべし群靑忌     『途?上』1953 s28 P36
華厳より那智へ行くべし群青忌

第82回 2021.07.21
君達の頭脳硬直ビヤホール       『春祭』1975 s50 P195

第83回 2021.07.28
死ぬほどの位もなくて旱かな      『てんてん』2004 h16 P712

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8月

第84回 2021.08.04
老人は大言壮語すべし夏        『神楽』1992 h4 P609

第85回 2021.08.11
死蟬をときをり落し蟬しぐれ      『てんてん』2000 h12 P672

第86回 2021.08.18
本買ふは業(ごふ)にも似たり鰯雲   『一個』1983 s.58.08.23 P299
本買うは業(ごう)にも似たり鰯雲

第87回 2021.08.25
黑はわが今生の色秋の風        『神楽』1996 h8 P631
黒はわが今生の色秋の風

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9月

第88回 2021.09.01
鳴るたびに秋の風鈴とぞ思ふ      『一個』1983 s58.09.11 P305
鳴るたびに秋の風鈴とぞ思う

第89回 2021.09.08
フリガナヲトンボノゴトク書キニケリ  『一個』1983 s58.05.18 P272

第90回 2021.09.15
月明の一痕としてわが歩む       『前夜』1987 s62 P573

第91回 2021.09.22
ピザパイのにんにくつよき雨月かな   『黑』1985 s60.09.29 P529

第92回 2021.09.29
葛飾や一弟子われに雁わたる      『神楽』1995 h7 P625

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10月

第93回 2021.10.06
子規の川虛子の山あり鳥わたる     『前夜』1990 h2 P593
子規の川虚子の山あり鳥わたる

第94回 2021.10.13
うしろからうむを言はせず秋の暮    『てんてん』1999 h11 P666
うしろからうむを言わせず秋の暮

第95回 2021.10.20
来年の約束柚子を挘ぎながら      『神楽』1998 h10 P651
来年の約束柚子を(も)ぎながら

第96回 2021.10.27
かりがねや生死はいつも湯が滾り    『黑』1985 s60 P537

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11月

第97回 2021.11.03
文藝に修羅無くなりぬみやこ鳥     『てんてん』2005 h17 P717
文芸に修羅無くなりぬみやこ鳥

第98回 2021.11.10
七五三水の桑名の橋わたる       『前夜』1991 h3 P601

第99回 2021.11.17
柊の花最小をこゝろざす        『一個』1983 s58.11.29 P330
柊の花最小をこころざす

第100回 2021.11.24
死ぬ朝は野にあかがねの鐘鳴らむ    『てんてん』2005 h17 P720
死ぬ朝は野にあかがねの鐘鳴らん

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以上、百句。

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