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藤田湘子の句集と発行日
句集名 発行所 発行年月日
第一句集 『途?上』 近藤書店、 1955.09.25 s30
第二句集 『雲の領域』 金星堂、 1962.03.20 s37
第三句集 『白面』 牧羊社、 1969.10.25 s43
第四句集 『狩人』 永田書房、 1976.05.15 s51
第五句集 『春祭』 立風書房、 1982.09.01 s57
第六句集 『一個』 角川書店、 1984.10.20 s59
第七句集 『去來の花』 角川書店、 1986.06.20 s61
第八句集 『黑?』 角川書店、 1987.12.05 s62
第九句集 『前夜』 角川書店、 1993.12.13 h5
第十句集 『神楽』 朝日新聞社、1999.10.30 h11
第十一句集『てんてん』 角川書店、 2006.04.15 h18
『藤田湘子全句集』 角川書店、 2009.04.15 h21
(注:以下の P は、『藤田湘子全句集』の掲載ページ)
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2020年(令和2年)
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2020年 1月
第1回 2020.01.01
雪しろき奧嶺があげし二日月 『途上』1947 s22 P13
雪しろき奥嶺があげし二日月
第2回 2020.01.08
わが聲の五十となりぬ凧 『春祭』1976 s51.01.11 P196
わが声の五十となりぬ凧(いかのぼり)
第3回 2020.01.15
冬櫻とほきうしほの音とどく 『黒』1986 s61 P556
冬桜とおきうしおの音とどく
第4回 2020.01.22
枯山へわが大声の行つたきり 『てんてん』2003 h15 P705
枯山へわが大声の行ったきり
第5回 2020.01.29
いま
寒晴や未だ弔意の文字なさず 『てんてん』2001 h13.4 P678
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2月
第6回 2020.02.05
鬼の死のこと伝はらず鬼やらひ 『てんてん』2003 h15 P698
鬼の死のこと伝はらず鬼やらい
第7回 2020.02.12
ぺしやんこの紙風船の時間かな 『てんてん』2003 h15 P700
ぺしゃんこの紙風船の時間かな
第8回 2020.02.19
春の草孤独がわれを鍛へしよ 『てんてん』1999 h11 P7658
春の草孤独がわれを鍛えしよ
第9回 2020.02.26
黒を着て重ねし齢鳥雲に 『去來の花』1984 s59.02.29 P364
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3月
第10回 2020.03.04
山國の星滿開の雛まつり 『春祭』 s54 1979 P213
山国の星満開の雛まつり
第11回 2020.03.11
口で紐解けば日暮や西行忌 『狩人』 s49 1974 P180
第12回 2020.03.18
さみしいか淋しくはなし地虫出づ 『てんてん』 h11 1999 P659
第13回 2020.03.25
虛子忌まで花の十日や愛しきやし 『てんてん』 h13 2001 P681
虚子忌まで花の十日や愛しきやし
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4月
第14回 2020.04.01
しだれつゝこの世の花と咲きにけり 『一個』s57 1982 P237
しだれつつこの世の花と咲きにけり
第15回 2020.04.08
ゆくゆくはわが名も消えて春の暮 『神楽』 h5.07 1993 P613
第16回 2020.04.15
雲戀へば地底の蟻があふれいづ 『雲の流域』 s33 1958 P87
雲恋えば地底の蟻があふれいづ
第17回 2020.04.22
遠足の列大佛へ大佛へ 『去來の花』 s59.05.15 1984 P388
遠足の列大仏へ大仏へ
第18回 2020.04.29
藤の虻ときどき空を流れけり 『去來の花』 s59.05.06 1984 P385
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5月
第19回 2020.05.06
逢ひにゆく八十八夜の雨の坂 『途?上』1953 s28 P35
逢いにゆく八十八夜の雨の坂
第20回 2020.05.13
柏餅よその男の子を羨まず 『てんてん』1999 h11 P660
第21回 2020.05.20
金の虻よろめき出でし牡丹かな 『てんてん』1999 h11 P660
第22回 2020.05.27
そらまめと感情?といま合つてゐる 『黑』1985 s60.05.16 P496
そらまめと感情といま合っている
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6月
第23回 2020.06.03
土佐遠し土佐の樗の花戀し 『去来の花』1984 s59.06.06 P394
土佐遠し土佐の樗(おうち)の花恋し
第24回 2020.06.10
本阿彌光悦卯月は如何なもの着しや 『前夜』1989 h1 P582
本阿弥光悦卯月は如何なもの着しや
第25回 2020.06.17
あぢさゐは水色月はほそき鎌 『一個』1983 s58.06.14 P279
あじさいは水色月はほそき鎌
第26回 2020.06.24
ネロの血のなしとは言はず花柘榴 『一個』1983 s58.06.27 P281
ネロの血のなしとは言わず花石榴
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7月
第27回 2020.07.01
日のみちを月またあゆむ朴の花 『前夜』1990 h2 P589
1990年(h2 作)第九句集
第28回 2020.07.08
白地着て行きどころなしある如し 『途?上』1953 s28 P36
第29回 2020.07.15
蒼空の星コルドバの蟻地獄 『春祭』1975 s50 P195
第30回 2020.07.22
ちゆと吸へば土用蜆もちゆと応ふ 『てんてん』2004 h16 P712
ちゅと吸えば土用蜆もちゅと応う
第31回 2020.07.29
てにをはの泣いてゐる句や夜の秋 『黑』1985 s60.7.28 P511
てにをはの泣いている句や夜の秋
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8月
第32回 2020.08.05
原爆忌わが胃切らるる刹那はも 『神楽』1992 h4 P609
第33回 2020.08.12
暑けれど佳き世ならねど生きようぞ 『てんてん』2000 h12 P672
第34回 2020.08.19
物音は一個にひとつ秋はじめ 『一個』1983 s.58.08.23 P299
第35回 2020.08.26
闊歩して詩人になろうねこじやらし 『神楽』1996 h8 P631
闊歩して詩人になろうねこじゃらし
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9月
第36回 2020.09.02
八朔や身にいくたびのいなびかり 『一個』1983 s58.09.01 P302
第37回 2020.09.09
百本の桔梗束ねし夢うつゝ 『春祭』1978 s53 P210
百本の桔梗束ねし夢うつつ
第38回 2020.09.16
帽子屋の百の帽子の秋の暮 『去来の花』1984 s.59.09.18 P425
第39回 2020.09.23
芋の秋湧いて泪のふたみつぶ 『一個』1983 s58.08.26 P300
第40回 2020.09.30
食ふ顔はかがやきてこそ小鳥来ぬ 『てんてん』2004 h16 P714
食う顔はかがやきてこそ小鳥来ぬ
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10月
第41回 2020.10.07
鯉老いて眞中を行く秋の暮 『春祭』1980 s55 P223
鯉老いて真中を行く秋の暮
第42回 2020.10.14
ぐわつくわうとひびける如き月夜なり 『てんてん』2004 h11 P713
がっこうとひびける如き月夜なり
第43回 2020.10.21
坂に見し街へ入りゆく秋の暮 『途上』1950 s25 P22
第44回 2020.10.28
胡桃三十詰めし袋をほうと持つ 『春祭』1978 s53 P210
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11月
第45回 2020.11.04
美しき夜のはじめの破蓮 『春祭』1977 s52 P205
第46回 2020.11.11
今を在る者が愛弟子冬木の芽 『てんてん』2002 h14 P695
第47回 2020.11.18
神在りの出雲泊りの柚味噌かな 『春祭』1981 s56 P230
神在りの出雲泊りの柚味噌かな
第48回 2020.11.25
一聞いて一だけをして日向ぼこ 『去来の花』1984 s59.11.07 P439
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12月
第49回 2020.12.02
時間からこぼれて冬のしじみ蝶 『てんてん』2000 h12 P676
第50回 2020.12.09
ゆたんぽ
湯婆の暁のひとはだめでたけれ 『神楽』1998 h10 P652
第51回 2020.12.16
年暮れぬわが墓欲しき早雲寺 『前夜』1987 s62 P573
第52回 2020.12.23
一対の塔木枯を奏で合ふ 『てんてん』2001 h13 P687
一対の塔木枯を奏で合う
第53回 2020.12.30
强情?を以て今年を終るなり 『去来の花』1984 s59.12.21 P452
強情を以て今年を終るなり
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続きは、「2021年 鑑賞俳句一覧」を、御覧ください。
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