第1回 エコデザインな人々 Person-01


株式会社エナジオ 土居雅夫氏のインタビュー

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49歳の経営者が挑む、新しきエコデザインの世界

―― 会社を経営されていると、やはり後継者のこともお考えですか? ご子息はいかがですか?

 子供は2人います。上は娘で22歳、下は男で20歳。しかし、会社の後を継ぐようなことは考えていなくて、自分たちのやりたいことを追いかけています。子供たちは、それでいいと思っています。今、土居ガラスを含めて、正社員5人、臨時社員が5〜10人(季節変動)居ます。去年から、東京支店にも人が居ます。

 会社の経営は、もっと中小企業の良さを知ってもらいたいと考えています。今、高知県中小企業家同友会の副代表も務めているのですが、同友会の方針は、「よい会社、よい経営者、よい経営環境」というもので、経営者のスキルアップを目指しています。

 高知工科大ができ、1999年から毎年「インターンシップ」の学生を受け入れてきました。学生が見たとき、「こんな会社で働いてみたい」と思えるような会社でありたいと思っています。

―― エコデザイン協議会の副会長になられましたが、抱負をお聞かせ下さい。

 環境問題に、個人で取り組むのは難しい。また、環境ビジネスは、自分が儲けるためではなく、後からお金が付いてくる。まわりの意識が変わるように、啓蒙活動が必要です。仲間を増やしていかないと。

 どうもまだ参加してもらう企業が少ない。興味を持ってもらい、もっと増えればいいと思います。みんなの活動を通して環境保全に繋がる方法がないか、あれこれ探してみたいと思います。エコ食品もその一つです。

 点を繋げる活動、繋ぐ役割がエコデザインにはあって、それが活かせるのではないでしょうか。

 恥ずかしい話ですが、65歳くらいになったら、社会貢献で、会社経営者や社員さんの相談にのれる「お悩み相談・カウンセリング」をやってみたいと思っています。特に、経営者は本当に相談できる人が居なくて困っていますから。



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高知エコデザイン協議会の企業会員を訪問して、
さまざまな内容をインタビューして連載します。


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