平成１２年９月１８日、高知市内の城西館に約２５８名の参加者を迎え、「高知エコデザイン協議会」の設立総会が開催され、満場一致で設立が決定しました。また、協議会規約が承認され、宇治電化学工業株式会社社長・西山彰一氏が初代会長に就任しました。

　来賓のアジア生産性機構国際事務局の山田雄仁氏の御挨拶によれば、高知におけるエコデザイン協議会の結成は、アジア１８ヶ国の中でも初めてのものであり、今後の活動が、全国へ伝播し、また国際的にも注目され互いに刺激となることが望ましいとのことでした。

山田氏 山本教授

　記念講演では、東京大学生産技術研究所の山本良一教授より、地球環境の想像を絶する恐るべき悪化の現状の紹介がありました。そして、私達がこれらに対処するためには、製造プロセスの改善、製品の最適化・再設計、製品性能・社会システムの一新等、持続可能社会の実現に向け、今すぐに取組まざるを得ない状況にあり、「エコデザイン」は哲学であり行動としてあらゆる側面の中で徹底しなければならないとの激励がありました。

　「産業エコロジー革命」等の著者でもある社会評論家・高杉晋吾氏の司会によるトークセッションの後、名誉会長の橋本大二郎知事によって「高知エコデザイン宣言」が朗読され、出席者の拍手により承認されました。

　今後、このサイトでは、「高知エコデザイン協議会」の活動状況などを紹介します。
　なお、情報提供手段として、可能なかぎりＩＴ技術による電子メールやＷｅｂサイトの閲覧情報更新を利用しますので、御理解と御協力をお願いします。